東京都文京区音羽で27日夜、パトカーに追跡されていた乗用車がタクシーなど計3台に接触した後、信号機に衝突する事故があった。乗用車を運転していた男(23)は泥酔状態で、男を含む男女5人が軽傷を負った。TBSなどが伝えた。
TBSによると、男の呼気からは基準値を5倍近く上回るアルコール成分が検出され、男は「相当酒を飲んだ」と話しているという。警察は、男を自動車運転処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕する方針。
パトカーは、東京都新宿区のJR高田馬場駅前で不審な乗用車を発見し、約2キロにわたって追跡したが、共同通信によると、乗用車が速度を上げて逃げたため、追跡は事故直後に打ち切っていたという。
東京都では23日、世田谷区でパトカーに追跡されていた乗用車が時速100キロ以上のスピードを出して逃走し、タクシーなど計3台に衝突、タクシー運転手の男性が死亡、他にも男女5人が重軽傷を負う事故が起きていた。この事故でも、運転していた男(20)は運転直前まで飲酒しており、呼気からは基準値の2倍以上のアルコール成分が検出されていた(関連記事:世田谷区でパトカー追跡の車暴走し事故 運転手の緒環健蔵容疑者を逮捕 6人死傷)。