同志社大学(京都市上京区)はこのほど、烏丸今出川東行バス停の混雑を緩和するため、同大大学院の門前に「バスの駅」を設置することを決定した。京都市交通局の担当者が22日、看板とベンチを設置する。
「バスの駅」は、民間事業者などが敷地や建物施設の一部を無償で提供し、京都市交通局が上屋やベンチ、バス接近表示器などを整備するバス待ちスペースだ。同交通局がバス停の環境改善を図るために設置を推進している。
定期的に開催している同大と上京区、上京警察署、地域住民代表との意見交換会で、同バス停の乗客が歩道に溢れ、混雑しているとの声が昨年度から上がっていた。同大は、地域貢献の観点から問題の解決に向けて協力したいと考え、検討を重ねてきた。
上京区、京都市交通局との協議の結果、バス停からすぐの大学院門前に待合場所を設置すればそこに乗客が退避できるため、バス停の混雑が緩和できるとの結論に達し、設置を決めた。同大は、看板とベンチを設置するスペースを提供する。