送電設備の出火によるトラブルで15日始発から運転が見合わせられていたJR高崎線は17日午後1時ごろ、全線で運転が再開した。トラブル発生から2日以上経過した約57時間後の運転再開となっった。
JR高崎線では15日午前4時ごろ、籠原駅(埼玉県熊谷市)の送電設備で出火があり、駅舎の一部などが焼けた。NHKによると、電車に電気を供給する架線を吊り下げていた部品「がいし」が破損し、漏電が起きたことが原因で、架線を流れていた1500万ボルトの高圧電流が、周囲の信号機器や踏切制御装置、配電盤などに流れ、焼けたり壊れたりしたという。
JR東日本は当初、17日始発からの運転再開を目指していたが16日夕、復旧工事の遅れにより17日午後1時ごろから運転を再開すると発表していた。