大津地方裁判所は9日、高浜原発3・4号機の運転を差し止める仮処分決定を出した。NHKなどが報じた。
これに従って、関西電力は1月29日に再稼働した同原発3号機を停止するとしつつも、速やかに不服申し立ての手続きを行うと述べた。一方、4号機は2月26日に再稼働した後、29日に警報が出て原子炉が自動停止し、現在、原因調査や保安検査が行われている。
日本基督教団大阪教区は昨年1月19日、3・4号機は危険であるとして、西川一誠福井県知事や関西電力の八木誠社長らに対し、創世記1章31節「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった」に基づき、その再稼働計画を撤回するよう強く要求する声明文を出していた。