静岡県御殿場市の住宅で2日、工員の佐々木和敬(かずたか)容疑者(33)が、就寝中の父・悦朗(えつお)さん(65)と、母・連(れん)さん(59)を包丁で刺す事件があった。悦郎さんは病院へ運ばれたが死亡し、蓮さんは命に別条はないが重傷。警察は、和敬容疑者を殺人未遂容疑で緊急逮捕。悦郎さんが死亡したため、殺人容疑に切り替えて調べを進めている。複数の国内メディアが伝えた。
朝日新聞や毎日新聞によると、和敬容疑者は両親と同居しており、2日午前2時ごろ、御殿場市中山の自宅1階で寝ていた悦朗さんと連さんを襲ったという。蓮さんが警察に通報し、警察が自宅から約300メートル離れたJR御殿場線・富士岡駅前近くを歩いていた和敬容疑者を発見。事情を聴いたところ容疑を認めたため、殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
凶器の包丁は自宅内で見つかっており、日本テレビによると、和敬容疑者は「両親に殺されると思いやった」などと話しているという。テレビ朝日によると、警察は和敬容疑者と両親の間にトラブルがあったとみて調べている。