2007年12月に秋田県潟上市のアルバイト・小林柳子さん=当時(55)=が自宅で死亡しているのが見つかった事件で、秋田県警は28日、小林さんの顔見知りで無職の速水はる容疑者(64)=秋田市=を殺人容疑で逮捕した。日本テレビなどが伝えた。
日本テレビなどによると、小林さんは2017年12月、潟上市飯田川の自宅の居間で死亡しているのが見つかった。速水容疑者は、小林さんの首を圧迫して殺害した疑いが持たれている。速水容疑者は「よく覚えていない」と話しているが、時事通信によると秋田県警は認否を明らかにしていない。
秋田魁(さきがけ)新報によると、小林さんの親族の1人は、速水容疑者と人間関係でもめていることを小林さんから相談を受けたことがあると話しており、警察は友好関係のもつれから犯行に及んだ可能性があるとみて、捜査を続けてきたという。
一方、8年以上前の殺人事件で今回逮捕に踏み切った理由について秋田県警側は、新しい証拠が見つかったわけではなく、捜査資料の精度を上げた結果と説明しているという。