アフリカ中部のルワンダとコンゴの国境付近で3日、マグニチュード6.0と5.0の2度の大きな地震が発生し、ルワンダ南西部のカトリック教会が崩壊するなどして両国で少なくとも39人が死亡、550人が負傷した。
米地質調査所によると、地震発生時刻は3日午前9時34分(日本時間同日午後4時34分)と同日午後12時56分(日本時間同日午後7時56分)。いずれも震源の深さは10キロ。
地元メディアによると、ルワンダの首都キガリから南西200キロほどにあるチャンググでカトリック教会が崩壊し、10人が即死。ブカブ中心地では多くの家屋が倒壊して瓦礫が散乱し、ビルや階段に亀裂が走るなどの被害が出ている。
コンゴでは、政府軍と反政府組織との戦闘が頻繁にある不安定な情勢が続いているため、地震による混乱に乗じて状況が悪化しないよう、速やかな人道的援助と復興の対策を必要としている。