【ウイントフーク(ナミビア)=ENI・CJC】ナミビア高裁は1月25日、悪魔払いに関与したとしてカトリック教会から破門されたことを不服とするゲルト・ペトリュス元司祭の告訴を棄却した。
ナミビア・カトリック教会は、ペトリュス氏が「トコロシズ」という小悪魔を追い払うためにジンバブエから悪魔払い師を教区内に連れてきたが、その行為が自分自身を教会から破門したことになる、と2004年に宣告した、と現地紙が1月21日報じた。
アーサー・ピカリング判事は、元神父が迷信深く、“ほとんど熱狂的に”トコロシズを信じており、犠牲者を苦しませたり殺す悪魔の目に見えない武器の存在を信じている、として「自分の行動と信仰によって、カトリックの信仰と教会の交わりから離脱した」と裁決した。