兵庫県加古川市の加古川で昨年12月、アルバイトの大山真白さん(20)=大阪府吹田市=の遺体が見つかった事件で、大山さんが生前、殺人容疑などで逮捕された知人の礒野和晃容疑者(21)=古川市=を示唆する内容のメモを残していたという。
読売新聞によると、大山さんは生前、自宅に「自分に何かあった際には、疑ってほしい人物がいる」という趣旨のメモを残していたという。磯野容疑者の実名はなかったが、磯野容疑者を示唆する文言があったという。同紙によると、大山さんは友人の紹介で磯野容疑者と知り合ったという。
大山さんは昨年12月6日、大阪府吹田市内で「加古川へ行く」と知人女性に告げて別れ、6日深夜〜翌7日未明にJR加古川駅付近の防犯カメラに大山さんとみられる女性の姿が映っているのを最後に、行方が分からなくなっていた。その後、12日に加古川の中洲付近で遺体で発見された。頭部には鈍器のようなもので殴られた傷が約10カ所あったという。
一方、大山さんは、行方が分からなくなる6日までの数日間、自分の口座から現金約100万円を引き下ろしており、産経新聞によると、磯野容疑者との間で金銭トラブルになっていたとみられている。