長野県御代田(みよた)町御代田にある特別養護老人ホーム「きらく苑」で16日未明、入所者の清水佳今(よしこ)さん(80)が顔から血を流して倒れているのが見つかり、病院へ搬送されたが死亡が確認された。きらく苑内では、手や服に血が付いた入所者の男性が見つかり、警察が殺人容疑で事情を聴いている。朝日新聞などが伝えた。
同紙や読売新聞によると、巡回中の女性職員が16日午前1時〜同15分ごろ、ベットの上で血を流して倒れている清水さんを発見。清水さんは顔に激しく殴られたような痕があり、長野県小諸市内の病院へ搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。
産経新聞によると、きらく苑は認知症患者専門の老人ホームで、約100人が入所。清水さんは4人部屋のベッドで生活しており、清水さん含めこの部屋の4人は全員寝たきりだったという。
警察は、手や服に血が付いた60代の入所者男性を見つけ、身柄を確保。殺人容疑で事情を聴いているが、意味不明な言動もあるという。