神奈川県厚木市戸室の住宅で13日午前4時ごろ、落合秀人さん(47)の長女・ゆめあちゃん(7、小学1年)と次男・春馬くん(5、幼稚園)が倒れているのが見つかり、病院へ搬送されたが死亡した。2人の母親(39)が警察に「子どもの首を絞めた」と話している。長男(11)の首にも絞められたような痕があり、警察は母親を長男に対する殺人未遂容疑で逮捕する方針。NHKなどが伝えた。
NHKによると、母親が13日午前3時40分ごろ、神奈川県警厚木署に来て、「2人の子どもの首を絞めた」などと話した。警察が駆け付けたところ、厚木市戸室の落合さん方の2階の寝室で、ゆめあちゃんと春馬くんが倒れているのが見つかった。母親は、「自分も死のうと思った」などと話しているという。
落合さんは、両親と妻、子ども3人の7人家族。産経新聞によると、当時落合さんは外出中で、1階で生活していた両親は寝ていたという。
朝日新聞によると、母親は長男(11、小学5年)を連れて車で厚木署に出頭。亡くなったゆめあちゃんと春馬くんはパジャマ姿だったという。
毎日新聞によると、母親は昨年12月、厚木児童相談所に電話で相談し、長男が反抗的だとして「どうしたらいいか分からない」などと話していたという。厚木児童相談所は相談を受け、長男が通う小学校を訪ねたり、厚木市と連絡を取り合うなどしていた。
現場は、小田急線・本厚木駅から北に約2キロの住宅街。NHKによると、近所の女性は「お母さんは子どもをかわいがっていて、よく下の子ども2人を連れて歩いていました。幸せそのもののような家庭だったのに驚きました」などと話している。