福岡県うきは市の住宅で12日午後、この家に住む今村寛子(87)さんが顔から血を流して死んでいるのが見つかった。警察は同日、同居する寛子さんの孫で無職の今村成一さん(26)を殺人容疑で現行犯逮捕した。国内の複数のメディアが伝えた。
TBSによると、12日午後5時過ぎ、今村容疑者の弟が帰宅すると、倒れている寛子さんを発見。119番通報したが、その場で死亡が確認された。家には返り血を浴びた今村容疑者がおり、「顔を殴って殺した」と容疑を認めているという。
寛子さんは首に刺し傷があったほか、顔を何度も殴られたような痕があり、多量に出血していた。産経新聞によると、現場には血の付いた刃物があったが、これまでのところ殺害手段は断定できていない。
テレビ朝日によると、今村容疑者は寝室で布団の上で横になっていた寛子さんを襲ったとみられており、「人生どうでもよくなった」などと話しているという。
今村容疑者は両親と寛子さんとの4人暮らし。弟は帰省中だったという。警察は今村容疑者と寛子さんの間に何らかのトラブルがあったとみて捜査を進めている。