犠牲者が6434人となった阪神大震災は17日、発生から満13年目を迎えた。被災地の神戸市長田区にあるカトリックたかとり教会では、宗派を超えて仏教各派の僧侶も参加し、付近の住民らと共に犠牲者を追悼した。約200人が集まり、同教会の神田裕神父は、「震災後、希望の源となったのは人との出会い。国境や宗教の壁を超えたつながりを大切にしたい」(産経新聞)と話した。
同市中央区の公園「東遊園地」では、市や市民団体などが主催する「1・17のつどい」が行われ、約4500人が参加。午前5時ごろから「1・17」の形に並べられた約7000本の竹灯篭のろうそくに火がともされた。
このほか各被災地で、地震が発生した午前5時46分に合わせて黙祷するなどの追悼行事が行われた。