メキシコの首都メキシコシティにある大聖堂メトロポリタン・カテドラルで、教会が建てられたことを記念して収められた、1791年のタイムカプセルが発見された。15日に公開され、発見した関係者も「この箱の話は聞いていましたが、本当にあるのかどうかは誰も知りませんでした」と驚いた様子で語った。AP通信が伝えた。
発見されたタイムカプセルは、石製のボール状のもので、同教会のベルタワー頂上で発見された。屋根の十字架を支える土台の修復工事中に見つかり、タイムカプセルには「1791年5月14日」という日付が刻まれ、中にはコインや十字架、聖人の絵、羊皮紙などが収められていた。
当時は建築物が完成した際にタイムカプセルを収めることが多く、同教会でも当時の風習に沿ったものと考えられる。修復工事は今年中に終わる予定で、最後には新しいタイムカプセルが埋め込まれるという。