コングレス・ワールド・ブレイクスルー・ネットワーク(CWBN)が行う使徒的ネットワーク形成のミニストリー「ブリッジング・ザ・ギャップ(BTG)」の聖会が24日、岡山県のくらしき健康福祉プラザで行われる。今回で4回目となる聖会で講師を務めるのは、BTG代表のダビデ・カップ氏とデイビー・カップ氏。日本に使徒的改革をもたらすために、教会を構成する信徒1人ひとりが内側から改革されなければならないという理念を掲げ、牧会者や教会リーダーなど指導者を対象にメッセージを伝える。
ダビデ・カップ氏は、クリスチャンとして常につかんでいなければならない要素として、ローマ人への手紙14章17、18節にある「義と平和と聖霊」の3つを挙げる。「この3つの要素を、神が拒まれるこの世の価値の無いものに置き換えることなく、固く握り続けていこうではありませんか」とクリスチャンが守り、繋がるべき核となる価値感を語る。
一方、この価値観は同じ価値感を持つ者同士が集まった教会内よりも、学校、職場、社会、環境など、多様な価値感を持つ人々が集まる場所でこそ大きな影響を及ぼすことが出来る。そのため聖会は、周囲への直接的な影響力を与えられる信徒たちを育てようと、「教会全体の中で改革されなければならないところは何か」を焦点に行われる。
世界75カ国にネットワークを広げるCWBNによる活動が、どれだけ宣教の働きに結びついていくのかは、今後のBTG聖会のの内容にかかっている。商業的な教会形成の働きではなく、育成的な教会形成こそ、日本のキリスト教界に必要な働きであるとして進められている中、海外からの網(ネットワーク)にどれだけ多くの魚が引き上げられるのか。BTGの今後の展開が注目される。
ダビデ・カップ氏(アメリカ・ロングビーチ、シティ・アット・ザ・クロス) は、1967年から74年まで生駒聖書学院の学院長を務め日本の宣教に力を注いできた。BTGの日本での活動は、昨年にネットワーク創立の聖会が開催されて以来続けられており、今年4月にも聖会が予定されている。