ベトナムのカトリック教徒数百人が5日から6日にかけて、首都ハノイの旧市街にある聖ヨセフ教会で、1950年代に同国政府に接収された教会の返還を求める異例の礼拝を行った。タイの日本語情報氏「ニュースクリップ」が7日伝えた。
同教会はフランス植民地様式の重厚なゴシック風で1886年に建てられた。面積は1.1ヘクタールという広さ。同紙によれば、礼拝はろうそくをともし、花を供えるなど平和的に行われたという。
ベトナムでは大乗仏教の信者が大半を占めているが、キリスト教徒は総人口の約1割を占めるとされている。