03年に改定された「新生賛美歌」(日本バプテスト連盟出版)について、編集に携わった委員らが再び集まり、04年の歳月を経た同賛美歌を客観的に評価しようと、日本バプテスト連盟宣教部教会音楽室は3月初旬に「新生賛美歌評価会」を開催する。
同賛美歌は、同連盟結成10年後の1957年にその初版である「新生賛美歌?」が出版され、昨年で出版50周年を迎えた。戦後、バプテスト派諸教会における賛美歌の必要性や、当時「全日本にキリストの光を」と全国の県庁所在地に開拓伝道が繰り広げられていた同連盟の事情などから、小型で携帯することができ、且つ未信者へ購入を薦めやすい安価な賛美歌集として出版された。
同連盟の教会音楽室では、評価会開催を前に、編集委員だけではなく全国の教会・伝道所からも同賛美歌に対する意見、希望、批判を募ろうとアンケートも実施している。教会の牧師、音楽関係の奉仕者だけではなく、各教会員の声を聞くことで、評価会の資料とする予定。
「新生賛美歌」(03年、税込3885円)の収録数は693曲。3分冊1セットの点字版(無税3700円)のほか、全曲の伴奏が収録された新生賛美歌伴奏CD‐ROM(税込2000円)も販売されている。