東方の三博士がキリスト誕生の地であるベツレヘムを訪れたことを祝う「御公現の祝日(エピファニー)」の6日、イラク北部のモースルで教会や修道院を標的とした襲撃事件が発生したことを地元警察が明らかにした。
地元のマクトーブ紙によれば、初めに襲撃されたのはカルデア人教会である聖ポール教会。続いてアッシリア人教会の聖マリア教会、さらにモースル中央部にある修道院が襲撃された。その後、再びカルデア人系の教会が襲撃されたという。
事件はすべてキリスト教の祭日のひとつである「御公現の祝日」に発生しており、警察関係者はイラク国内のキリスト教徒を標的とした組織的な犯行と見ている。