14日に発生した、12人の若者が乗っていた全米伝道チーム(NET)ミニストリーズのバンを含む死亡事故について、捜査が進んでいる。
フェイスブックに投稿した概要によると、NETミニストリーズは、若者が約9カ月間にわたって高校やミドル・スクールの生徒に伝道する国際的な青年宣教プログラムだ。NETミニストリーズは、若いカトリック信者に対し、キリストを愛し教会に根差した生活を送るためのチャレンジを与えているという。
NETミニストリーズのバンは、現地時間14日午後8時2分(日本時間15日午前11時2分)、トレーラーをけん引していた。事故はコロン北部のハイウェイ109号で発生した。
バンの運転手でルイジアナ州出身のテレサ・M・グエンさん(22)は、ハイウェイ109号で南側へUターンしようとして、南へ向かっていた乗用車と衝突した。乗用車の運転手でワフー出身のウォルター・アンダーソンさん(88)は即死した。乗用車に同乗していたペギー・シャプネックさん(63)は、リンカーンにあるブライアン医療センターへ搬送された。
バンに乗っていた12人のうち10人は、シダー・ブラフス、コロン、フリーモント、ワフー消防署の計6台の救急車に分乗し、フリーモント地域医療センターやサンダース郡医療センターに搬送された。
米クリスチャンポストは15日、ミネソタ州に拠点を置くNETミニストリーズにコンタクトを取ったが、誰のコメントも得られなかった。
しかし、サンダース郡保安局のスティーブ・マリナ局長によると、NETミニストリーズの職員が当事者に連絡を取っているが、まだ事故について情報を集めている段階という。
「現在では、彼ら(教会のグループ)がどこに行こうとしていたかは捜査中です。私の理解だと、彼らはコロンのある施設に滞在していました。家族が集まっているように聞こえました。団体からは私たちに連絡がありました」とマリナ局長。
「私たちはまだ、被害者と家族を手助けしようとしている段階です」
警察によれば、教会のバンに乗っていた若者は皆18歳以上だという。ケビン・ステュッケンホルツ警官は地元ニュース局「1011Now」に、「彼らはコロンで夜を過ごすことを計画していました」と語った。