【CJC=東京】イエス・キリスト降誕の地に建てられたとされるヨルダン川西岸地区ベツレヘムの聖誕教会で12月27日、ギリシャ正教会とアルメニア教会の聖職者らが清掃中に乱闘となり、4人が顔などに軽傷を負った。
聖誕教会は、ギリシャ正教会、アルメニア教会、カトリック教会の三者が共同で管理している。
この日、正教会の1月に祝うクリスマスを控え清掃作業の最中にギリシャ正教会の聖職者らがアルメニア教会の管理区域に立ち入ったことをきっかけに口論となり、すぐにギリシャ側50人、アルメニア側30人が取っ組み合いをしたり、ほうきを振り回す騒ぎが1時間以上も続いた。パレスチナの警察官が警棒や盾などを持って両者の間に割って入り、騒ぎを収めた。