今月19日に韓国の次期大統領に選出された李明博(イ・ミョンバク)氏が、27日にソウル市内の所望教会で行われた祈祷会で、理想とする最高経営責任者(CEO)のタイプをイエス・キリストと答えたことが28日、同氏の側近の話で分かった。AFP通信が同日伝えた。
同紙によれば、李氏は「「わたしはCEO型大統領を目指すと言ってきたが、その理想型として念頭にあるのはイエス・キリストだ」と述べた。韓国の現代建設社長など要職を務めた李氏はこれまで、自らのビジネスマンとしての手腕を生かしていきたいと訴えてきた。
また、キリストが自ら弟子たちの足を洗ったことを挙げ、「(イエス・キリストは)指導者でありながら弟子に奉仕の精神をもって接した。同様に、私も韓国国民に奉仕することに全力を尽くしたい」と語り、「国民に奉仕する大統領」を強調した。