関西大学(大阪府吹田市)は11日、同大の学生や保証人の個人情報6万2308人分が入ったUSBメモリを紛失したと発表した。関西大学によると、USBメモリは誤廃棄され、既に焼却された可能性が高いが、万が一の事態に備えて発表したという。該当者に対しては既に連絡しており、順次、事情説明と謝罪を行う。
発表によると、紛失したUSBメモリに保存されていたのは、関西大学の学部生、留学生別科生、大学院生の個人情報(所属、氏名、生年月日、電話番号、住所、学籍情報)と各保証人の個人情報(氏名、住所、電話番号)。調査の結果、情報処理の委託会社との受け渡し時に紛失したという。
これまでのところ、個人情報が流出したという報告はないが、今後新たな情報があった場合はあらためて発表するとしている。
関西大学は、「本学では、平成17(2005)年に『関西大学個人情報保護規程』を制定し、個人情報の適正管理に努めてまいりましたが、今後このようなことがないよう、より一層の周知徹底を図ってまいります」としている。
この件に関する問い合わせは、12月25日(金)まで専用窓口(電話:06・6368・1207、午前10時〜午後6時)で受け付けている。土日・祝日も受け付けており、11日は午後9時まで受け付ける。