奈良県田原本(たわらもと)町の寺田典弘町長(55)が6日、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕された。寺田容疑者は調べに対し、「酒は抜けていると思った」と供述しているという。朝日新聞などが伝えた。
同紙によると、寺田容疑者は5日昼ごろ、同県田原本町にある自宅で酒を飲み、同日午後6時ごろ、同県橿原(かしはら)市で予定されていた中学校の同窓会に出席するために自宅を出たという。昼ごろには、缶酎ハイ1本と、焼酎のお湯割1杯を飲んだと話している。
同日午後6時半ごろ、橿原市内の国道169号線で車を運転中、道路脇の縁石に乗り上げる単独事故を起こした。通行人からの通報を受けて駆け付けた警察が酒の匂いに気付き、呼気検査を行ったところ、基準値以上のアルコールが検出されたという。
田原本町のホームページによると、寺田容疑者は2006年12月に田原本町の町長に初当選し、現在3期目。任期は18年12月までとなっている。