独立行政法人大学入試センターは4日、2016年の大学入試センター試験の志願者数と参加大学・短期大学数などを発表した。来年1月16日、17日に行われるセンター試験には、前年比4633人増の56万3765人が志願し、参加大学・短期大学の数も850大学で過去最多となった。一方、2016年3月に高校などを卒業する見込の人(現役生)のセンター試験志願率は43・4%と過去最高を記録した。
大学入試センターの発表によると、志願者56万3765人のうち、現役志願者は46万2332人で前年比6940人増えた。一方、既卒志願者は9万6454人で前年比2274人減、高卒認定者などのその他は4979人で前年比33人減だった。
センター試験の参加大学・短期大学は、国立大学が82、公立大学が84、私立大学が527、公立短期大学が15、私立短期大学が142だった。大学では、国立、公立には変化はなかったが、私立が前年に比べ4大学増えた。逆に短期大学では、公立、私立それぞれ前年に比べ1大学と2大学、計3大学減り、大学・短期大学を合わせると、前年比1大学増え、大学・短期大学を合わせた数では過去最多となった。
一方、来年3月に高校などを卒業する見込の人(現役生)のうち、センター試験に出願した人は43・4%で過去最高を記録した。都道府県別では、東京都が56・2%と最も高く、次いで広島県(54・9%)、愛知県(52・1%)、富山県(50・6%)、山梨県(49・4%)が続いた。一方、最も低いのは沖縄県で28・7%だった。次いで、大阪府(32・7%)、大分県(33・2%)、北海道(34・6%)、京都府(34・7%)が続いた。