キリスト教精神に基づくNGOとして、物心両面の飢餓の救いを目的に活動している日本国際飢餓対策機構(本部事務所:大阪府八尾市弓削町3‐74‐1 、堀内顕理事長)は 来年1月からコミュニティー・レベルでの開発援助の実践と理論を学ぶ公開講座を開催する。講座は全5回で、同機構の5つめの事務所として昨年12月に開設された愛知事務所で行われる。講師は10年間、カンボジアでコミュニティー・レベルの開発援助に携わってきた木村力央氏。カンボジアでの実例を踏まえ、より具体的に実践と理論を理解できる講座が行われる。
講座では、コミュニティー・レベルでの開発の実践と理論に加え、その意義、可能生、限界、また開発を実際に行う人(ファシリテーター)の役割についても深く踏み込んで取り扱う。
1回目は「なぜコミュニティー開発か」(1月10日)、2回目は「コミュニティー開発における学習アプローチ」(同24日)、3回目は「参加型開発とは」(2月14日)、4回目は「エンパワーメントについて」(同28日)、5回目は「コミュニティー開発ファシリテーター」(3月13日)。各講座とも開講日は木曜日で、質疑応答の時間も含めて午後6時から同7時半まで行われる。全クラスを出席した人には、終了証書も送られる。
参加費は全5回、教材費込みで3000円。募集対象は高校生以上で、募集定員は10人。定員になり次第、申し込みは締め切られる。会場は、日本国際飢餓対策機構・愛知事務所(愛知県名古屋市昭和区鶴舞3‐8‐10愛知労働文化センター2階、電話:052・731・8111、FAX:052・731・8114)。申し込みは、氏名、住所、電話番号、Eメールアドレスを記入の上、同事務所担当の小島亮子さんのEメールアドレス([email protected])まで。
【木村力央(きむら・りきお】 1969年愛知県稲沢市生まれ。国際飢餓対策機構カンボジアをとおして、カンボジアで10年間コミュニティー・レベルでの開発援助に関わる。ミシガン州立大学資源開発学修士課程卒業、リージェント大学組織リーダーシップ学科修士課程卒業。