奈良県大和高田市内で21日に行われた兄の葬儀に出席するため一時釈放され、葬儀後に隙を見て逃走していた飯田秀樹容疑者(50)=覚せい剤取締法違反(使用)容疑など=が24日、大和高田市内で身柄を確保された。毎日新聞などが伝えた。
同紙によると、飯田容疑者は24日夕方、車に乗せてもらうよう代行サービス業者に依頼したところ、業者が飯田容疑者に似ていると思い通報。警察に身柄を拘束された。飯田容疑者は逃走時は喪服姿だったが、確保されたときは上下ジャージー姿だったという。
一時釈放が認められた飯田容疑者は21日朝、勾留されていた奈良県警桜井署を出て兄の葬儀に出席。葬儀後、家族や弁護士らと共に桜井署に戻る途中の同日午前11時ごろ、桜井市内で車が信号待ちをしているときに車から飛び降り逃亡した。
生活保護費を不正受給したとして先月、詐欺容疑で逮捕され、今月13日には覚せい剤取締法違反(使用)容疑で再逮捕されていた。