ハレルヤ・ゴスペル・ファミリーに所属する全21のクワイアが出演するクリスマス恒例のチャリティーコンサートが15日、東京都立多摩社会教育会館で開催された。ゴスペルシンガーとして全米で幅広く活躍するレイ・シドニー氏と、ジョン・バレット氏、ボラ・テイラー氏が特別ゲストとして参加。メインディレクターのケン・テイラー氏の指揮にあわせて総勢200人のクワイアが迫力あふれる歌声を響かせると、聴衆からは大きな拍手がわき起こった。
このコンサートは、ゴスペルを通して永遠の愛と希望、クリスマスの本当の喜びを感じてもらおうと、ハレルヤ・ゴスペル・ファミリーがクリスマスの時期にあわせて毎年開催している。入場料は無料。会場には募金箱を設置し、車椅子を世界の貧しい国々へ届けるボランティア団体「希望の車いす」(ペナー・メアリ理事長)への募金を来場者に呼びかけた。
クワイアの約8割はノンクリスチャン。当日集まった約300人の来場者もそのほとんどがノンクリスチャンだ。歌われる歌詞はすべて英語だが、その日本語の歌詞を書いた資料が当日、来場者全員に配布された。
レイ・シドニー氏が「イエスは賛美に値する方。神にできないことはただ一つ、失敗することです」「イエスによって何でもできると信じた方は手を振りましょう」と呼びかけると、舞台と会場が一つとなって手を振りながら賛美を合唱した。
ボラ・テイラー氏は、「私たちの心に光があるのか、闇があるのか。それは大きな違いを生み出します。イエスを個人的な友人として受け入れた人には光があります」「クリスマスは、神ご自身が神の子としてお生まれになった、そこに意味がある」「イエスは救い主であること、そのことを知っていただきたい」と語った。
最後にシドニー氏は、「自分のお父さん、お母さん、兄弟を探しても、イエスのような方はだれもいない」「私がいつも必要とするときにイエスはともにいます。だから私は、このように叫んでジャンプしてみなさんに神の恵みを伝えることができる。みなさん、いっしょに歌ってください」と語りかけると、会場全体が声を一つにして神に賛美をささげた。