セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区)は14日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで現地時間13日午前10時、コンビニエンスストア「セブン・イレブン」1号店を開店したと発表した。セブン・イレブンの中東出店はこれが初めて。同社は同国における将来的なフランチャイズ展開も視野に、まずはドバイ首長国で高密度集中出店を行い、その後同国内の他地域でも展開していく予定としている。
記念すべきドバイ1号店の店名は、店舗所在地から「ベイスクエア店」。183平方メートルの店舗面積で、約2400アイテム(酒なし・タバコあり)を販売。日本と同じ24時間営業で、店内には食事ができるカウンターも設置されている。中東地域の代表的な料理を商品化した「チキンビリヤニ」や「フムス」といったオリジナルメニューもそろえている。
同社は、「マーケット調査に基づき、地域のニーズを踏襲した店舗づくりに取り組んでまいります。地元でニーズの高い商品を中心に品揃(しなぞろ)えし、同時に差別化されたPB(プライベートブランド)商品についても現地の嗜好(しこう)に合わせた品揃えでお客様のニーズに応えてまいります。また、セブン・イレブン・ジャパンで培った商品開発の手法を現地で取り入れ、人気が高い米飯類を中心に、オリジナル・フレッシュフードの展開も行ってまいります」などとしている。
UAEにおけるセブン・イレブンの運営会社は、5月設立の「SEVEN EMIRATES INVESTMENT L.L.C」で、代表者はシェイク・ザイード・ビン・ソルタン・ビン・カリファ・アル・ナヒャーン王子。