今年6月に正式に「福者」に選ばれたペトロ岐部と187殉教者の列福式が来年11月に行われるのを受けて、列福式開催の準備の一環として、新福者を象徴する標語とロゴ(シンボルマーク)が募集されている。入賞者には、記念品のほか、日本で初めて行われる列福式参加のための旅費・宿泊費が贈られる。
今回福者に選ばれた188人の内、司祭・修道者は5人のみで、他は女性や子どもを含む一般信徒。身分も大名の重臣であった武士から農商工業者、差別されていた人々まで様々。そのため、募集される標語やロゴは、「カトリック教会のみならず、現代社会に対しても強く訴える力をもった」ものとなるように呼びかけられている。
入賞点数は標語が3点、ロゴが1点。列福式実行委員会の「選定部会」が選定作業を行い、司教団の承認を得て決定される。内容は修正される場合もあるが、 入賞作品は列福式の広報などで用いられる。締め切りは、来年1月20日(必着)まで。応募方法は、郵送(書留)または宅配便となっている。
応募・問合せは、「ペトロ岐部と187殉教者列福式実行委員会」 事務局(住所:〒852‐8113 長崎県長崎市上野町10‐34 カトリックセンター内、電話:095・841・7135、FAX:095・841・7145)まで。