今年6月にユネスコの世界遺産暫定一覧に正式登録された「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」など、長崎県の歴史文化を広くアピールする大型イベントを、5年後の2012年に開催することを、同県の金子知事が5日行われた同県県議会一般質問の中で明らかにした。長崎新聞が6日伝えた。
イベントは県内の各市町村と連携して開催される予定で、具体的な内容や規模、日程、会場などは来年度中に決められる。数ヶ月に及ぶ長期のイベントで、来年度予算にイベント開催のための準備経費が盛り込まれるという。1990年の長崎「旅」博覧会、2000年の日蘭交流400周年記念行事「ながさき阿蘭陀年」に続く大型イベントとなる見込み。
同紙によれば、金子知事は、「長崎の教会群が世界遺産暫定リスト入りするなど、本県の歴史文化への評価が高まっており、その真の価値を国内外に発信する絶好の機会」とイベント開催に期待を示している。