キリスト教精神に基づき、開発援助、緊急援助、アドボカシー活動などを行う国際NGO団体ワールド・ビジョン・ジャパン(以下、ワールド・ビジョン)では、貧困に苦しむ開発途上国の子どもたちを助けるために、クリスマスに向けて5000人のチャイルド・スポンサーを募集している。
生活環境の困難な地域に暮らす子どもたちを助けるために最も効果的な支援は、子どもたちを取り巻く悪環境を変えていくこと。チャイルド・スポンサーシップでは、1日あたりペットボトル1本分の150円、月々4500円の支援で、教育、保健衛生、水資源開発、収入向上など様々な支援活動を長期にわたって行い、地域の過酷な状況を改善し、子どもたちの人生に変化をもたらそうと活動している。
チャイルド・スポンサーに申し込むと、チャイルド・スポンサーキットが届けられる。キットの中身は、子どもの名前や生年月日、好きな学科や好きな遊び、家族構成など、子どもの生活の様子がわかる写真付きプロフィールと、住んでいる国と地域の情報、チャイルド・スポンサーシップの一連の流れと説明が記載されたガイドブックなど。
また、年に一度、子どもの「成長報告」が届けられる。現地からの活動報告を通して、子どもがどのように支えられてきたかを実感することが出来る。支援する子どもと手紙のやり取りも出来、より深く交流することが可能になっている。手紙は、現地語への翻訳も行っているので、日本語のみで手紙を送ることが出来る。さらに、年に数回、活動の成果を視察し、子どもたちや地域の人々と直接の交流ができる「プロジェクト地訪問ツアー」も行っている。
現在、世界では貧困により3秒に1人の割合で、子どもたちの命が奪われている。1億人以上の子どもたちが小学校に行けず、アフリカでは12万人の子どもたちが児童兵士となり、アジアでは100万人の子どもたちが性的産業に身を置いているという。このような中、世界97ヶ国で活動するワールド・ビジョンは現在、世界全体で304万人の子どもたちに支援を行っており、日本ではこれまでに3万人以上が支援に参加している。
クリスマスまでのチャイルド・スポンサー5000人募集は11月1日から始まり、これまでに2255人(12月4日現在)の申込みが寄せられている。問合せは、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(フリーダイヤル:0120・465・009 月〜金の午前9時〜午後7時、ホームページ:http://www.worldvision.jp)まで。