国の指導者が集い、共にイエス・キリストの誕生を祝う「国会クリスマス晩餐会」(同実行委員会、インターナショナルVIPクラブ主催)が28日午後6時半から、東京都千代田区のホテル・ニューオータニで開かれた。石破茂防衛相など国会議員や財界の有力者ら約400人が出席した。
石破茂防衛相は晩餐会の冒頭で挨拶し、自身が4代目のクリスチャンであることを明かしながら、「常に胸の中で『私のすることが(神の)御心にかなうものなら、かなえてください』と祈ることができる幸せ」があると、クリスチャン政治家としての姿勢を示した。そのうえで「神のご加護の中に日本が平和でありますように。世界が平和でありますように祈ります」と述べた。
また、日本ハムをパ・リーグ2連覇に導き、来季は米大リーグ、ロイヤルズの監督に就任するトレイ・ヒルマン監督もビデオメッセージで挨拶。「私にとって一番大切なことは、みなさんに私の信仰について知っていただくことです」とクリスチャンとしての信仰を証しし、「あなたの魂、あなたの人生、あなたの死後のことが、何よりも重要です」「どうぞ信じられるものを見つけ出し、救いへの道を求めてください」と呼びかけた。
伝道団体日本キャンパス・クルセード・フォー・クライスト(日本CCC)所属伝道師のアーサー・ホーランド氏が聖書のメッセージを伝え、「人はみな罪人。しかし、キリストが十字架で死んでくださったことによって罪ゆるされた」と、聖書からクリスマスの本当の意味を説いた。
出席者のうち、約3分の1はノンクリスチャン。駐日イスラエル大使のニシム・ベンシトリット氏、駐日フィジー大使のラツー・クンブアンボラ氏、ドイツ証券会社東京支店会長の橋本徹氏など多数ゲストが出席した。日本福音同盟理事長の峯野龍弘氏、同総主事の具志堅聖氏などキリスト教指導者の姿もあった。
インターナショナルVIPクラブ代表役員の市村和夫氏は閉会の挨拶で、「クリスマスの色は赤と緑。赤はキリストが死んで流された血の色。そして3日目によみがえられた永遠の命が緑。私たちの身代わりに死んでくださった、素晴らしいプレゼントを与えてくださった、それが(クリスマスの)本当の意味」「永遠の命をもって世界に平和を、祝福を分かち合えるなら、みなさんに素晴らしい平和と祝福がある」と語った。