日本ペンテコステ教団・東大阪エリムキリスト教会の献堂式が23日、東大阪市新荒本町に移動した新会堂で行われた。聖霊の臨在の中、約120人が参加。各地からも祝辞が届き、祝福された新しい門出として盛大な式が行われた。
東大阪エリムキリスト教会は04年、同市内のマンションを3年間無償で提供され、開拓伝道が始まった。その期間が先月23日に終ったが、自前での教会堂建設までには至らず、近鉄けいはんな線荒本駅から徒歩2分という貸しビルで新しい会堂を契約することになった。
会堂はビルの3階で、広さは38坪。内装工事は、今年春に同教会の会員になった建築会社「なちゅらる設計工房」の山田耕三・慶子夫妻の協力によって、格安の価格で行われた。また、会堂の契約も神の恵みにより、安価で出来たという。今年4月には竹腰明人伝道師が着任し、その後すでに4人の受洗者が加わり、開拓伝道が新しい展開を迎えようとしている。
式では、竹腰伝道師が経過報告をし、なちゅらる設計工房の山田夫妻に感謝状が贈呈され、エリムキリスト教会主任牧師である榮義之牧師(生駒聖書学院院長)による献堂宣言と続き、同院副院長の前田基子牧師が竹腰伝道師家族と、同じ会堂で東大阪エリムローキリスト教会としてロー者(聾者)伝道に当たる蛭子伝道師夫妻の祝福を参加者と共に祈った。また、榮牧師が使徒の働き9章31節を引用し、「聖霊に励まされて前進する教会」と題して、「東大阪市53万人の救霊のために、聖霊の力に満たされて福音を伝えたよう」と熱く語った。
当日は、榮牧師の受洗50周年(1957年11月24日受洗礼)記念の祝賀会も合わせて行われ、榮牧師には、教会で最年長の夫妻から目録と花束が贈られた。式後には、堺エリムキリスト教会で救われた男性一人の洗礼式も行われ、榮牧師は「すばらしい新しい門出でした。感謝します」と語った。