イタリア北部のパドゥアで聖歌隊のメンバーであったカトリック信徒のアルベルト・ルギンさん(20)が、同性愛者であることを理由に7年間続けた聖歌隊から外された。ルギンさんは「司教に問い合わせたい」との意向を示している。ロイター通信が20日伝えた。
同通信によれば、ルギンさんは、当地のテレビ番組内で自分が同姓愛者であることを認めたために、司祭によって聖歌隊を辞めさせられたという。
カトリック教会の教理問答では、同性愛について「いかなる状況のもとであれ、それは認められない」としつつも、「尊敬、同情そして思いやりをもって受け入れられなければならない。彼らへの不当な差別の兆候をすべて避けなければならない」としている。