【CJC=東京】韓国紙「ハンギョレ新聞」によると、同国大邱市の中心部で7月5日午後、同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーなど性的少数者の祭り「第7回大邱クィア祭り」が行われた。大邱キリスト教総連合会は、近接した場所で同性愛反対祈祷会を開いた。周辺の主要道路には、「同性愛を防ぎましょう」などと書かれた横断幕が掲げられた。保守団体メンバーたちは、祭りが開かれているブースの周りに来てイベントを妨害した。
午後5時過ぎ、祭りのメーンイベントであるパレードが始まった。組織委員会は当初2・5キロをパレードする計画だったが、保守団体との衝突を避け、経路を変更。約2キロに短縮した。ペ・ジンギョ組織委員会共同代表はパレード車両に上がり、参加者に向かって「今日、この堂々としたパレードで、今まで皆さんの毀損された自尊心を回復し、今後の364日を幸せに暮らそう」と訴えた。
保守団体メンバーらは、十字架や「同性愛エイズ伝染危険行動」などと書かれたプラカードを持ってパレードに続いた。興奮した保守団体メンバーの一部が突然パレードの行列に飛び込み、これを防ぐ警察ともみ合いになった。保守団体メンバーのイ氏と呼ばれる男性(54)は、パレードが始まるとすぐ人糞をばら撒き、激しく反発した。
祭りの参加者は警察推定で約600人、保守団体メンバーは1050人とみられる。