システィーナ礼拝堂の壁画「最後の審判」などで有名なフレスコ画の製作を児童が体験し、異文化に触れてもらおうと20日、同志社小学校が同校の3年生を対象にフレスコ画の制作体験授業を実施する。同校によると、小学生のフレスコ画の製作は全国的にも珍しい取り組み。フランス文化省公認壁画修復家でフレスコ画家の高橋久雄・名古屋芸術大学名誉教授を講師に迎える。
高橋氏は、フレスコ壁画芸術の実践と教育の場として、フランスのブルゴーニュ州オータン市にあるユルスリーヌ塔を取得。歴史的建造物の壁画修復を数多く手がける傍ら、ユルスリーヌ国際文化センター(CITU)を設立し、国際的文化交流の発展に尽力している。
授業では製作だけでなく、高橋氏が取り組むCITUの活動の現状について、スライド等を使って児童に紹介する予定だ。