韓国の著名俳優である申鉉濬(シン・ヒョンジュン)が、自身が通う教会への宣教献金を通じて、カザフスタンに「ランゲルインマヌエル」という名前の教会を建てたことがわかった。朝日新聞が10日伝えた。
同紙によれば、シン・ヒョンジュンは以前から世界の僻地に教会を建てることを願い、宣教献金を続けてきたという。現在も、カザフスタン近辺で2番目となる教会の建設が行われており、中国でも建設を進めているという。
シン・ヒョンジュンが所属する事務所では、「シン・ヒョンジュンは敬虔なキリスト者で、普段から飢えに苦しんでいるアフリカの子どもたちのための募金や教会建設のための寄付活動などを行っている」と紹介している。昨年11月には、韓国ソウルの梨花女子大学に特別講師として招かれ、キリスト教信仰について講義するなどしている。
同紙によれば、シン・ヒョンジュンは、「幼いころから教会建立について祈ってきたので、カザフスタンに教会を建てられることになってとても嬉しい。今後も一緒懸命に働き、世界各地での教会建立に役立ちたい」と語った。
カザフスタンは人口の約50パーセントがカザフ人で、約30パーセントがロシア人。特定の宗教が国教として定められてはいないが、イスラム教を信じる人は約50パーセントで、ロシア正教が約45パーセント、プロテスタントは約2パーセントだと言われている。カザフ人の間ではイスラム教が、ロシア人の間ではロシア正教が優勢だという。