米国のカトリック連盟は、神や天国への反乱が作品の中心的なテーマになっているとして、映画「ライラの冒険:黄金の羅針盤」に反対するキャンペーンを5日から始めた。
同作の原作となる3部作のファンタジー小説「ライラの冒険」シリーズは、神を冒涜する内容があるとして、これまでカトリック教会から強く批判されてきた。06年に全米公開された「ダ・ヴィンチ・コード」のような大規模な反対運動に発展する可能性もあるという。
カトリック連盟は、原作小説を独自に分析した「黄金の羅針盤:暴かれた課題(The Golden Compass: Agenda Unmasked)」というブックレットを作成、500近くのメディアに送り、信徒らには同作のボイコットなどを呼びかけている。