【CJC=東京】教皇フランシスコは7日、欧州カトリック司教協議会会議(CCEE)と欧州教会協議会(CEC)の合同委員会の関係者と会見した。欧州のカトリック司教団が集うCCEEに対し、CECは欧州の120教会・キリスト教共同体からなる組織。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は会見で、欧州のキリスト者が対立していた時代を振り返る一方、今日状況は大きく変わり、互いの違いはいまだ存在しても、エキュメニズムの歩みを助けるためにこの合同委員会の活動があることに喜びを表明した。
特に2001年、ストラスブールで署名されたエキュメニカル憲章は、CCEEとCECの協力の実りであり、キリスト者の完全な一致を目指す長い道のりの中で、大きな希望となっていると語った。
教皇は、第2バチカン公会議のエキュメニズムに関する教令は、キリスト者間の分裂を「全ての人に福音を宣べ伝えるという最も聖なる使命の妨げ」と述べていると指摘した。