【CJC=東京】同性カップルに対し、公式な結婚は認めてはいないがパートナーシップ証明は行っているスイスで昨年、レズビアンカップルを祝福したゲオルク・シュムッキ神父がザンクト・ガレン司教から譴責(けんせき)された。電子メディア「スイスインフォ」が報じた。
シュムッキ神父は、これまで数組の同性カップルを祝福してきた。最初の1組は内密に行ったが、次第に教会内で祝福するようになり、ザンクト・ガレン教区のマルクス・ビュッヒェル司教が譴責するまでになった。
ビュッヒェル司教は、「同性カップルが役所で式を挙げることに問題はないとする一方、カトリック教会がこうしたカップルを祝福することには反対する。同性カップルを祝福すれば、結婚は男女の結びつきとする教会の考えに反する」と主張している。