米カリフォルニア州にあるノースコースト教会が、4月25日と26日の土日2日間を「奉仕の週末」と名付け、1万2千人のボランティアを動員して600以上の奉仕活動を行った。この活動がボランティアではなく、通常の有料サービスとして行われた場合、人件費や経費の総額は推定200万ドル(約2億4千万円)に及ぶという。
複数のキャンパス(枝教会)を持つノースコースト教会は、この2日間に、同州サンディエゴ郡北部の6都市119カ所で、公園や庭の整備、ペンキ塗りなど600種類以上の奉仕活動を行った。同教会のラリー・オズボーン牧師は、このイベントの開催前に取材に応じ、ボランティアが行う活動について次のように説明した。
「私たちは50校以上の公立小学校、中学校、高校で奉仕活動を行います。一般の団体も宗教団体も含めたさまざまな組織と提携して行います。また、リソースセンターやホームレスのシェルター、コミュニティーセンター、病院、公園、退役者住宅、その他の地域に仕える非営利団体の施設約60カ所でも奉仕活動を行います」
1万人を超える多くのボランティアが参加したことについて、オズボーン牧師は「(同教会では)スモールグループを組織しているので、会衆をとても動員しやすいのです。これらのスモールグループによって、年中、週平均10の奉仕活動を行っています。積極的に地域に仕えるというコンセプトは、既に私たちの教会の重要な一部になっています」と説明した。
さらに、「奉仕の週末」について、「このような大規模なプロジェクトの場合は、奉仕を必要としている人々がどれほど多くいるのかを良く知ってもらうよう最善を尽くしています。そして、神はいつも奉仕する人々の心に触れてくださり、奉仕する人々自身を成長させ、その活動を終えられるようにしてくださるようです」と述べた。