【CJC=東京】ソニー・コンピュータエンタテインメント・ヨーロッパの家庭用ゲーム機「プレイステーション3」(PS3)のゲームソフト「レジスタンス=人類没落の日」が、英マンチェスター大聖堂の内部を銃撃戦ゲームの背景として無許可で使用したとして、同大聖堂のロジャーズ・ガベンダー主任司祭が抗議していた問題で、同氏は、ソニーがPS3ゲームに同大聖堂の内部を含めるのを最終的に許可することにした。
ソニーはすでに、教会を怒らせたことを謝罪しているが、ガヴェンダー司祭は、7月9日、ソニー・コーポレーションが行った謝罪には満足出来ない、と語っていた。教会側は、ソニーがゲームを回収、財政的補償を教会に行い、英映画テレビ芸術アカデミー主催のビデオ・ゲーム賞のPCワールド・ゲーマーズ賞部門の最終候補作品に指名辞退を求めていた。
ソニー側は何も間違ったことをしていないとなお信じているが、彼らの行いを許すことにした、と同司祭。紛争が始まって以来、マンチェスター大聖堂への観光客は増加している。