教会の日曜学校で人形劇や腹話術を導入する方法を学ぶセミナー「第2回国際パペッタリー・腹話術セミナー」(ワンウェイストリート・JJ主催)が2日、東京・渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された。午前のセミナーでは、特別ゲストのデール、リズ・ボンセッゲン夫妻(米国ワンウェイストリート社創立者)が、人形の基本的な操作や教会で人形劇を行う際の準備方法を、実演を交えて指導。教会関係者ら約40人が受講し、実際に手を動かしながら楽しくパペッタリー術の基本を学んだ。
主催のワンウェイストリート・JJは昨年9月4日に発足。同日開催した第1回セミナーの反響が大きく、今年1月からは都内で月1回のレッスン講座を開講し、超教派の15教会から24人の牧師や教師らが受講した。8月からはすでに第2期目を始めている。
同代表の池田武志氏は今年9月、日本伝道者協力会(福沢満雄会長)の夏のリトリートに参加。日曜学校の働きが多くの教会で衰退するなかで、「教会が呼べないから行けないのではなく、私たちから行かなくては」と教会へ積極的に働きかけていく決意を新たにした。
昨年のセミナーに比べると参加人数は減ったが、池田氏は「小さなところから、地道に活動していきたい」と意気込みを語る。今後は、様々な事情からレッスン講座などに出られない人々のためにも、受け入れ側に負担をかけないかたちで直接教会を訪問するなどして、日本全体の日曜学校の活性化に貢献していきたい考えだ。