聖公会、イスラエルの両指導者らが会談を持ち先月30日、世界中の宗教共同体が教会やシナゴーグ、モスクなどそれぞれの聖なる場所を保護するよう求める共同宣言を発表した。
会談には、カンタベリー大主教であるローワン・ウィリアムス氏とイスラエル人チーフ・ラビのシュロモ・アマー氏、ヨナ・メッガー氏が参加し、聖なる場所に対するいかなる冒涜も、すべての宗教を持つ人々の妨げになることに同意した。
AP通信によると、メッガー氏は、「シナゴーグや教会、モスクのようなすべての聖なる場所は、宗教を持つ人々に属し、聖なる場所として保たれるべきだ」と語った。一方、ウィリアム大主教は、「私は政治情勢の議論のためにここにいるのではない」と述べ、「我々の祈りは、常にそうであったが、この地域における平和と正義のためにあり、我々は個人的なレベルで互いに我々の展望について共有したいのだ」と語った。
参加者らは会談中、ユダヤ人の神殿跡に建てられたアル・アサク・モスクなど、議論を呼ぶ可能性のある問題については直接的な発言を避けていたという。