世界福音同盟(WEA)の国際評議会(IC)は、フィリピン福音同盟(PCEC)総主事のエフライム・テンデロ監督を全会一致で、WEAの次期総主事に任命した。WEAが23日に発表した。
「初めから、そして探索の過程を通じて、われわれにはこの重大かつ戦略的な任命をするにあたって、神の知恵と聖霊の導きが必要であると認識していた。われわれは喜んでいるだけでなく、素晴らしいものになると約束された未来へとWEAを導いて行くには、エフライムさんがふさわしい人であると確信もしている」と、IC議長でWEA総主事代行のヌダバ・マザバネ牧師は語った。「われわれの地球規模の展望についての彼の理解と、一つの国の福音同盟指導者としての彼の経験は、より大きな地球規模の影響のために、きっと彼をわれわれの加盟団体と結びつける助けとなるだろう」
テンデロ監督は、過去10年間にわたってWEAを指導した後に、3度目の任期を辞退すると昨年の早いうちに発表していた、ジェフ・タニクリフ博士の後を受け継ぐ。今回の任命を受けて、テンデロ監督は次のように述べた。「世界中の福音主義者の指導者となるよう私を信頼していただき、恐縮している。これは膨大な任務であり、私は神がこの厳粛な責任を果たしていく上で必要な知恵と寵愛と恵みをお与えくださると信じつつ、自分をこの奉仕へと招いてくださった全能の神に、自分の全ての信頼と確信を委ねる」
テンデロ監督は5年間の任期を2015年3月1日から開始する。
「彼がこの指導権の移譲をし、先にある任務に備えるにあたって、皆さん全員に対し、その祈りのうちに彼とその家族を覚え、あらゆる可能な形で支えるよう強く求める」と、マザバネ牧師は語った。
エフ監督として幅広く知られているエフライム・テンデロ監督は、20年以上にわたってフィリピン福音同盟(PCEC)の総主事を務めてきた。PCECはフィリピンにある約3万の福音主義教会を代表する、WEA加盟の全国レベルの福音同盟である。テンデロ監督は、貧しい人々や欠乏のうちにある人々に仕えるための包括的な奉仕活動において、地域の教会と手を取り合って活動している、PCECの救援開発部門であるフィリピン救援開発奉仕(PHILRADS、フィルラズ)の会長でもある。
アジア福音同盟(AEA)の東南アジア国際ファシリテーターも務めており、高潔と反腐敗のためのローザンヌ上級アソシエイトに任命され、バック・トゥ・ザ・バイブル放送やエバンジェリズム・エクスプロージョン(EE)3フィリピン、グローバル・フィリピノ運動、フィリピン・ミッション協会の理事長でもある。また、フィリピンで最も歴史が長い雑誌である『エバンジェリカルズ・トゥデイ』の編集長でもある。
フェビアス聖書大学(フィリピン)で神学学士号を、トリニティ神学校(米国)で神学修士号を取得している。また、神学で2つの名誉博士号をアジア神学院(フィリピン)とフェビアス聖書大学から、そしてリーダーシップの博士号を国際リーダーシップ大学院(同)から受けている。テンデロ監督とその妻シエリーさんには4人の子どもと2人の孫がいる。