学校法人関東学院(横浜市金沢区)は22日、森島牧人学院長の任期満了による退任にともない、新学院長に同大経済学部教授の小河陽(おがわ・あきら)氏を選任したと発表した。小河氏の任期は21日からの4年間。
小河氏は1944年大阪市生まれ。宗教学博士。東京大学教養学部助手、弘前学院大学文学部教授、立教大学文学部教授などを経て、2010年に同大学経済学部に教授として着任。「キリスト教と人間」「キリスト教学(聖書)」「キリスト教学(倫理)」などの科目を担当。研究テーマは、「新約聖書と原始キリスト教」で、原始キリスト教の成立とその歴史的展開に関する文献学的、歴史的研究および新約聖書神学の研究、とくに史的イエスと福音書記者の神学についての研究をしている。趣味は、電子工作。所属学会は、国際新約聖書学会、日本基督教学会など。
同学院は、横浜・山手に1884年に創設された横浜バプテスト神学校を源流とし、キリスト教を建学の精神としており、宗教教育センターを設けて、キリスト教教育ならびにキリスト教活動を行っている。小河氏は、学院宗教主事の一人として、同センターでキリスト教教育と活動に関わるスタッフ(=チャプレン)の働きも担っている。