日本同盟基督教団は、11月9日正午に教団一斉の防災訓練を実施する。
同教団の公式サイトによると、今回の訓練では日本シェイクアウト提唱会議による訓練方法を採用。想定した地震による1分間の揺れの中で、身を守るために必要な安全行動を取る訓練をする。訓練に合わせ、教団サイトに安否情報を書き込めるよう準備を進めているという。
同教団社会厚生部・広域災害ガイドライン作成委員会の秋山善久委員長(仙台めぐみ教会牧師)は、教団サイトに掲載した案内の中で、「今後、高い確率で予測されている首都直下地震や東南海大地震。巨大地震はいつどこで発生しても不思議ではありません。そのときはそのとき、と安穏と構えていたのでは、実質的な対策は後手に回ってしまい、そのときには、漠然と考えていたことが何の役にも立たない可能性が大です」と述べている。
訓練の時間は礼拝後に設定し、通常の教会活動に大きな混乱がないよう配慮。各教会には、事前に自治体が公開しているハザードマップを入手し、避難場所を決めるよう求めている。ただし、実際に避難場所に移動するかどうかは、各教会の判断に委ねるとしている。
また、社会厚生部では各教会に対し、これを機会に災害への危険度チェックをし、会堂の地震保険加入、耐震補強などの検討をするよう呼び掛けている。