先日、「英語学芸発表会」の見学に行ってきました。私には4人の子どもがいます。1番上の中学生の長女と3番目の小学生の次女は、学校で英語のクラブに入っています。夏休みだというのに休みを返上して、連日学校に通って学芸発表会の練習をしてきました。その成果を見に、ビデオカメラ片手に、妻と他の子どもたちと行ってきました。
今年は、第30回ということもあり、通常は中学生の英語学芸発表会なのに、小学校は1校だけでしたが高校は数校が特別出演しましたので、いつもより大規模な大会になりました。どの学校の英語劇も素晴らしいものでしたが、子どもたちの学校の英語劇には特に注目し、その中でも特に、2人の娘たちに心と視線を注いでいました。
控え目な長女は、ナレーターを含め、いくつもの役を器用にこなしました。見ているこちらが照れくさくなるくらいでした。活発な次女は、「アナと雪の女王」の子ども役を堂々と演じました。見ていてとてもうれしくなりました。
教育委員会の教育長をはじめ、アメリカ、オーストラリア、イギリス等のネイティブの審査員が厳正な審査をした結果、 何と、昨年に続いて、長女の学校の英語劇が優勝しました。
親の視線と心は、いつも子どもに向けられています。ビリであろうと、二位であろうと関係ありません。
「この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった」(ヨハネ1:12)
イエス・キリストを受け入れ、その名を信じた人は、神の子どもです。私たちの親は二種類います。一つは肉親で、もう一つは天のお父さんです。あなたが肉親に恵まれていたら、それは大きな祝福です。しかし、肉親に恵まれなかった人もいます。聖書は、「そんなこと全然問題ではないよ!」と言わんばかりに次のように語ります。
「私の父、私の母が、私を見捨てるときは、主が私を取り上げてくださる」(詩編27:10)
「女が自分の乳飲み子を忘れようか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとい、女たちが忘れても、このわたしはあなたを忘れない」(イザヤ49:15)
「わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません」(ヨハネ14:18)
「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます」(マタイ28:20)
私たちには、天のお父さんがいます。天のお父さんは、完全な愛を持っておられ、決して離れたり、見捨てたり、忘れるようなことはありません。親の視線と心は子どもに集中して向けられています。天のお父さんである神さまの視線と心は、さながら、ステージの上で英語劇を演じている娘たちに私が集中していたように、あなたに向けられています。あなたは決して一人ぼっちではありません。あなただけを見ておられる天のお父さんがいます。そして、あなたから決して離れず、あなたと共におられます。
よくラッキーな人に、「ツイてますね!」と言いますが、あなたも「ツイてる人」です。「いえいえ、私は運が悪く、全然ツイてないですよ!?」と言われますか?
神があなたに「ツイていて」くださいます。だから、あなたは「ツイてる人」です。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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