様々なゲストを招き、様々な形で福音を表し伝えようと、ゴスペル・タラント企画(加藤信哉代表)が年に1度開催する「グッド・ハッピー・タイム」が17日、東京都台東区の上野の森キリスト教会で行われた。今年はテーマを「心を育む―自然との対話」とし、特別ゲストにクリスチャン写真家の森本二太郎さんを招いた。また、マイティーリバーによるタンバリンとダンスの賛美、カイク加藤(本名・加藤信哉)さん、マック平野(本名・平野誠)さんによるゴスペルマジック、加藤さんの妻幸子さんと人形のキラちゃんによる腹話術が行われ、子どもからお年寄りまで多くの人が参加した。
マック平野さんは開演前の数分間、参加者全員が好きな数字を思い浮かべ、言うとおりに計算すると、それぞれの答えすべてが三位一体の「3」や聖書の完全数「7」になるという数字のマジックや、千円札を袋の中に入れて出すと神様の祝福で数倍の大きさの千円札に変わるというマジックなど、マジックの一つ一つに聖書のメッセージが込められた「ゴスペルマジック」を披露した。
開演後は、7月に幕張メッセで行われたジーザス・フェスティバル、8月にシンガポールで行われた第1回アジア・インターナショナル・ワーシップ・コンファレンスに出演し、タンバリンとダンスで主を賛美したマイティーリバーが出演。「タンバリンと踊りをもって、神をほめたたえよ」(詩篇150:4)という言葉のように、リズミカルなタンバリンと踊りで主を賛美した。
続いて幸子さんとキラちゃんによる腹話術が行われ、キラちゃんが「血はどこを流れているの?」と質問。幸子さんが、「血管を流れているのよ」と答え、血管をすべて合わせると地球を2周半回るくらいの長さがあることや、血を体全体に送り出す器官である心臓は1日に8トンもの血を送り出していることを紹介。キラちゃんが「心臓は偶然に動いているの?」と参加者に問いかけ、心臓もまた人間自体も偶然にできたものではなく、「聖書には神様が私達を作ってくださったと書いてあるのよ」と神様の創造について証した。
カイク加藤さんは紙のハトを本にはさみ、本を再び開くと本物のハトが飛び出すマジックや、ひもを使ってのマジックを披露。さらに、マジシャンの友永天豊さんに製作を依頼し、今回のために用意したという世界で唯一のマジックを披露。器から器と水を移し、満たしていくうちに、水をぶどう液に変化させた。ヨハネの福音書2章に記されているカナの宴会での奇跡を表現した。
また、特別ゲストとして招かれた森本さんは、都会の忙しさについて触れ、誰にも追い立てられずに自分と向き合う時間が必要ではないかと語った。そして、自分は草花が一瞬輝くその瞬間を写真に撮っている、どんな人もそのような輝く瞬間があり、神様はそこを見逃さないのだと語った。そして、山で撮影した様々な動植物の写真をスライドを用い、一つ一つ紹介した。
参加者からは、普段触れることがない草花の写真を見るなどして、「心が癒されました」「励まされた」という声も聞こえた。グッド・ハッピー・タイムは来年も、様々なタラントを持ったゲストを招いて同じく9月に開催する予定。