日本福音同盟(JEA、東京都千代田区)は今月初めに第29回総会を開催し、2016年度までの3年間任期の新理事会を発足させた。新理事長には前副理事長で東日本大震災対策室長を務めた中台孝雄氏(日本長老教会西船橋キリスト教会牧師)を選出した。JEAが公式サイトで23日までに発表した。
発表によると、6月2〜4日に静岡県掛川市で開かれた総会には、JEA加盟の54会員(教団・教会)と43協力会員(宣教団体)から、代議員やオブザーバー129人が出席。今年度の事業計画などを協議した。
2016年9月に神戸で開催される第6回日本伝道会議(JCE6)については、3日午後にJCE6のテーマ「再生へのRe-VISION~福音・世界・可能性」と開催地の神戸における取り組みについての発題があり、グループディスカッションが行われたという。
また、2日夜にはセミナー「日本における福音主義の課題~歴史・聖書・神学の視点から」が行われ、JEA神学委員の山口陽一氏(東京基督教大学・大学院神学研究科委員長)、鞭木由行氏(聖書宣教会校長)、関野祐二氏(聖契神学校校長)が講演。日本の福音主義が直面している課題について学んだ。
3日夜のシンポジウム「地域教会ネットワークの可能性」では、佐々木真輝氏(3.11いわて教会ネットワーク)、松本順氏(JEA援助協力委員長、DRCnet首都圏災害対応プロジェクト)、羽鳥頼和氏(東海福音フェローシップ)から発題があり、地域における超教派のネットワークを活かし、新しい時代の日本宣教の突破口を開いていく可能性を探った。